「1時間単位の有給」効率的か?パナソニックにて新しい有給の取得方法が話題
家電大手パナソニックの労使交渉で、
有給休暇を1時間単位で取得できる仕組みを
4月から導入することが決まったようです。
記事によると、
親の介護や子どもの学校行事、育児、出産などを理由に使える制度で、これまでは半日単位での取得が条件。労組は、これを1時間単位で取れるようにしたい考えだった。
「例えば、資格取得のため予備校などに通学しているけれど、毎週1回の講義に間に合うためには定時の17時退社では無理。16時10分には会社を出なければならないという方のことをイメージしてください。
こういったときに有給を取得する方もいるかと思いますが、有給は原則として1日単位で勤続6年半以上の方でも付与日数は年間20日ですから、有給を毎週使っていたらあっという間になくなってしまいます。
などと記載があります。
個人的には、「ちょっと銀行へ」「書類提出に役所へ」「病院にいきたい」など
半日や1日まるまる休むのはもったいないし、
同僚に遠慮してしまう人は多いのではないかと思います。
そういうときにも1時間や2時間なら後ろめたさも減り、
積極的に有給を活用する人も多くなるのではないでしょうか。
さらに記事内には
(2)経営者から見て、制度を導入すると勤怠管理が複雑になり、不規則な時間単位で有給を取る労働者が増加して『細切れ勤務』だらけとなり業務の能率を損なうと感じかねない
という記載もありました。
社会人にもなればみんなモラルや仕事に対して
考え方を持っている人が多いもの。
『細切れ勤務』によって業務の能率を損なうのは、
そこまでに至る会社と個人のやりとりや、
モチベーションを上げるための工夫など別の要因があるように感じます。
まだまだ周りでも、有給をフルに所得している人は少ない印象を持っていますが、
より取得しやすい制度が作られることで、取得しやすい雰囲気もできあがります。
机上の空論の制度ではなく、ちゃんとみんなが使える制度に。
ワークライフバランスのアピールではなく
企業側もどういう制度なら社員が生き生きと
長期に渡って働いていけるか?をしっかり考えていけたほうが
良い関係の構築につながります。
そして雇用主と雇用関係にある人が対等に意見を言えるようになれば
もっと気持ちよく働くことができるのではないでしょうか。